2025.大阪・関西万博に出展して来ました!
お題の【簡単に没入体験!?】・【イマーシブを体感!?】は、少し分かりにくいと思うのですが、他に、いい伝え方が・・・。
本文では、みなさまにも分かって頂き易い感じで、まとめさせて頂こうと思います!
(お久しぶりです!中の人です!)
はじめに、ここでは、「没入」と「イマーシブ」は同じ意味だと思って頂いてもいいと思います。
例えば、話題になっている”イマーシブ東京”では来場者(視聴者)として来た人が、その物語の中に入り込んでしまう・ストーリーの演出者の一人となることで、これまでのアミューズメントとは異なる体験価値を提供しています。
今まで、来場者(視聴者)は歩いたり・乗り物に乗ったりしてアミューズメントを提供する一方的なサービスを見たり・聞いたりして楽しんだり・感動したりするものでした。
これが、例えば、物語の中に登場する人物の一人として、スタッフからあなたに声がかかる。
もちろん、あなたは、登場人物の一人として受け答えをする(してしまう)。
そのサービスの提供を請けている間、ずっと、あなたは物語のエキストラであり、主人公。
今まで無かった演出だと思いませんか?
VRでは、”没入”という言葉が先行しました。
このとき、”イマーシブ”という言葉にしておけば、”イマーシブ東京”ももっと直ぐにピンと来る施設になっていたかもしれませんね。
VRの没入は、「VRゴーグル」を用いるときに使われます。
今、目の前にある景色を遮断し、VRゴーグルを通して電子的なデーター(写真や動画、あるいは、3D)を見て頂くことで、あたかも、今そこに居るような・来たような景色を見ることができます。
VRゴーグルは大きな機械ではありませんので、手軽に・何回でも、この体験をすることができるのに・・・と思うと、一般的になっていないことが少し残念に感じます。
“イマーシブ東京”にしても”VR”にしても、僕も気になっている”チーム・ラボ”にしても、いわゆる【没入体験】というのは中~大の施設(実空間)や、小さくともVRゴーグルが必要になってきます。
少し前から、「そのままの裸眼で、手軽に没入型体験ができるもの」をパラパラと見かけるようになってきました。
専用の大型スクリーンやモニターを設置してリラックスできるシートに腰を落として見るサービスもあります。
私たちのサービスは、さらに、もう少し便利に敷居を下げたサービスを作りました。
そうです!
このサービスを、2025.大阪・関西万博でお披露目したのです!
高視野角で投影することができる専用プロジェクターと、投影を映し出すための箱です。
この写真は、プロトタイプのものです。
万博(本番)では、アレコレと出た細かい問題点を改善して出展しました。
万博の出展では、ドームの中に大人であれば5~8人くらいで入って頂き、SFチックにまとめた未来の町工場のあり方を動画で流しました。
まず、朝から晩まで、表示させ続けるのでトラブルが起こるのが普通ではではないかと、中の人的には冷ややかに見ていました。一般的なプロジェクターを含み1日8時間以上の稼働を想定した電子機材はなかなかありません。おそらく、このプロジェクターも同じでしょう。
おおむねですが、朝の9:00~夜の21:00(12時間・開館~閉館)×7日間(出展期間)、ずっと回しっぱなしとか、厳しいですね。
一番、驚いたことは、大きなトラブルなく出展を終えたことです。
プロジェクターは、日本のメーカーさんが製造しているものですが、さすがは日本製だと思わざるえません。
今回の投影において、プロジェクターの設置位置や投影範囲に問題が出てきましたので、投影させる動画自体は普通のフラットな動画にすることにしました。
中の人的には、ちょっと残念だったのですが投影に関連する注意事項をお伝えさせて頂き、その部分をなるべく目立たない構成になるように動画編集の担当者が編集しました。
ちなみに、中の人がドーム用に編集した動画をVRゴーグルで視聴すると、中の人的には気分がよくなって、ぼ~っとリラックスしてしまいました。
“あ、こういう投影方法も全然、ありだなー”と思いました。
アミューズメント・イベントとしての実運用面では、その場・その場で、アイデアや課題が出ました。
例えば、アイデアで子供たちにとっても人気があったのは・・・
こんな風に、ドームの外側にペタペタと付箋を貼り付けて「ドーム自体をメッセージ・ボード化」してしまう方法。
動画を見て頂いた感想、モノづくりへの感想、町工場への感想、万博や大阪へのメッセージなどなど、たくさん残して頂くことができました!
ちなみに、付箋を貼って、スマホで撮るだけで・・・
ちょっとした特別な記念になるのではないでしょうか?
(風景とかはありきたりなので・・・)
出展:OSAKA町工場EXPOチーム
出展期間:2025年08月12日~18日
視聴頂けた方:12,219名様(手元カウンタ)
頂いたメッセージ:5,000枚(以上)
大きなトラブル:なし
必要対応者:3人(案内係)
課題も出ましたが、都度の対応で大きな問題にはなりませんでした。
課題なのですが・・・
この1週間という長さ、朝から晩まで人が来るという、ちょっと特別な運用で生じた課題なので、中の人的には、(あらかじめ今回の都度の対応を想定しておけば)大丈夫だと思いました。
ところで、現場で何度かご質問を頂いたのですが、万博内の閉鎖された空間(屋内)において、「閉鎖されている、このドームの設置が消防法に引っかからないのか?」ですが、その点は、出展の企画・準備のご対応にあたられた関係者各位、関係消防所轄、こちらの設計者などなどの協議により正式に承諾を得ているものになります。
違法な設営ではございません。
私たちのVR関連のサービスは、このHappyPanoシリーズを真ん中においてサービスを展開しています。
展開しているサービスのど真ん中に「OSAKA町工場VREXPO」のサービスがあります。
(ロゴをクリック頂けると別窓で開きます)
このサービスは、あの世界的パンデミック・異常事態となったコロナのときに、私たちとお付き合いを頂いている大阪の小さな町工場さまへの取り組みとしてスタートさせて頂きました。
きちんとした企業理念の下、きちんとした仕事をしている、社員のことを本当に大切にしている代表者に、先が見通せないレベルで世界が・日本が止まっている間に何らかの手段を打たなくてはという中、バーチャルツアーやVRという、まだまだ、一般的にはなっていないサービスで本当の価値を発信して行こう!というのが行動のきっかけです。
大阪・関西万博では、これまで行って来た取り組みに評価を頂くことができ、チームとして出展させて頂くことができました。
HappyPano=工場向け?と思われるかもしれませんが、大学様をはじめとする施設さまにもご採用を頂いています。
母体が、企業向けのコンサルティングを行う会社なので、撮影や制作することをメインとしている会社とは、ちょっと違った視点や想いから、貴施設のストーリーを描かせて頂けることもあるでしょう!
ドームも含めて、バーチャルツアーやVRツアーで気になることがありましたら、お問い合わせ頂けますと幸いです。